ナルちゃん人形今日は大変珍しいお人形を紹介いたします。 この男の子は、少し大きくなったナルちゃん人形だと思われます。 “思われます”・・・と言うのも、はっきりした確証はありません。 昭和35年、現皇太子殿下・徳仁(なるひと)親王が誕生されたのを記念して ナルちゃん人形が発売されました。 ナルちゃん人形は おかっぱ頭で赤ちゃんのお姿をした、あどけないソフビのお人形で、 私も実物を過去に2体ほど見ていて 1体は購入するチャンスに恵まれましたが、 トレードマークの髪の毛が切られていたのと 相当な汚れの上に、オリジナルの衣装も着ていなかったので 購入を見送った経緯があります~ それからというもの、 購入しておけばよかったかなあ・・・と、心のどこかに引っ掛かっていました。 そして数年後に、このお人形と対面してびっくり ![]() とっさに、“ナルちゃんだ!”と思いました。 以前見た、ナルちゃんの面影そっくりだったからです。 しかし、“ナルちゃん人形”は もっと小さい赤ちゃん人形なので 頭の中は???疑問符だらけ。 一体この子は誰だろう・・といろいろと調べましたが 一向にわかりません。 ただ、手がかりとして このお人形と一緒に、玩具店の倉庫から発見されたのは いずれも昭和40年~45年くらいにかけての ソフビのお人形たちでした。 このことから導き出した答えは この人形は、赤ちゃん人形が成長した姿、 つまり、皇太子の幼少期(初等科?)を模した お人形なのではないか・・・ということです。 黒地に金際でふちどられた “やんごとなき”制服の素材は別珍で 手縫いで仕立てられており、丁寧な縫製です。 (下着は麻) 昔の上流階級のお子様(男の子)は 半ズボンにソックスがお約束でしたが 素材が別珍(ビロード)で金ボタンとは・・・! そして まるで生きているような目の輝きと肌質に トレードマークのおかっぱ頭。 やはりこの子は ナルちゃん人形だと思っています。 ツイート トップへ |
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